まったりのっそり

日常の思い立ったことをのんびり書いていくよー

祝!ぶたぶたシリーズ20周年

20周年ということでお祝い絵を描いていたのですが、せっかくなのでぶたぶたシリーズや好きな巻について書いてみました。

 

「ぶたぶたとはなんぞ?」と思った方は、まずは、この可愛い可愛い20周年記念特設サイトの
「ぶたぶたは、こんな人(人ではないけど)」を見て頂きたい……。

yomeba-web.jp

 

 

ぶたぶたシリーズとは

矢崎存美先生による「山崎ぶたぶた」というぶたのぬいぐるみがスター・システムとして登場する短編小説シリーズです。※1冊に5本ほどの短編が収録されています。
2018年7月の時点で28冊刊行されており、各タイトルは以下のWikipediaにまとめられています。

矢崎存美#ぶたぶたシリーズ - Wikipedia

すべて1巻完結ものなので、どの巻から読んでも大丈夫です。
「再びのぶたぶた」「ぶたぶたのおかわり!」の2冊は以前登場した人物が出てくる短編集となっていますが、知らなくても問題なく読めます。

ぶたぶたさんは、「コック」「パティシエ」「医者」「ラジオのパーソナリティ」「刑事」など巻ごとに異なった職業に就いており、どの職業でもプロフェッショナルぶりを発揮しています。
7月11日発売の「森のシェフぶたぶた」では恐らくフランス料理のシェフかと思われます。表紙かわいー!  

森のシェフぶたぶた

森のシェフぶたぶた

 

現在は光文社文庫より年に2、3冊ほど発売されており、手塚リサさんがイラストを担当されているのですが、この柔らかいタッチな絵が見るたびに癒やされる……。イラスト集出て欲しい……。
20周年記念ページにカバーギャラリーページがあるので気になった方はぜひ見て下さい。

祝!ぶたぶた誕生20周年!カバーギャラリー | Yomeba!

そしてこのぶたぶたシリーズ、今年(2018年)で20周年を迎えました。 

 

ぶたぶたシリーズ20周年!

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20周年おめでとうございます!!

今年が20周年と知った時に、「きっと特設サイトができるはず……はず!」とずっと思っていたので、6月28日にあった20周年記念サイトの告知はとても嬉しかったです。
サイトのタイトルが「祝!ぶたぶた誕生20周年!」なのもほっこりしますね!

20周年記念と言うことで色々とキャンペーンも開催されています!
この勢いでぶたぶたさんカフェ企画とか出てこないかな…(願望)

yomeba-web.jp

 

ぶたぶたさんの魅力

  • バレーボール大という小ささ。可愛い。
  • 仕草も可愛い(しゃべる時の表現が「鼻の先がもくもく動いている」とか、見上げた時とか)。
  • 喋ると40代の渋いおじさん声というギャップ
  • 聞き上手、料理上手と多彩(他にもいろんな職業についている)

中でも、料理の描写が美味しそうで、読むたびに「うおー!ぶたぶたさんお手製の!アップルパイも!団子も!スパゲティも!ちらし寿司も!どれも食べたいよチクショー!!」と叫びたくなります。

それと、どの回でもぶたぶたさんが登場するシーンはニヤニヤします。「来るぞ、可愛いぬいぐるみが来るぞ……!今回の登場人物はどんな反応するんだ…!!(ニヤニヤ)」みたいな。

 

作者・矢崎存美(やざき ありみ)先生について

詳細はWikipediaにあるので割愛させて頂きますが、Instagramでぶたぶたと食事を写した写真を投稿したり、twitterやブログで仕事の告知を頻繁に行っているので気になった人は覗いて見よう!
twitterでたまに投稿される飼い猫・ピノンちゃんの写真も可愛い…。)

ブログ「矢崎電脳海牛ブログ」

仕事の告知が多めですが、あとがきの延長内容もあったり。

yazakiarimi.cocolog-nifty.com

 

Twitter

ぶたぶた関連の情報(ぶたぶたシリーズや他の単行本の告知、Instagramの投稿内容の共有)や、作者の近況や気になった記事について呟かれたりしています。
たま〜に飼い猫のピノンちゃんについて呟かれたりも…。

twitter.com

なんて可愛いんだ…!!

 

Instagram

ぶたぶたと食事の風景写真や、最新刊の告知などを行っています。可愛いと美味しそうの極み。

www.instagram.com

 

個人的に好きな話

ぶたぶたと秘密のアップルパイ

ぶたぶたと秘密のアップルパイ (光文社文庫)

ぶたぶたと秘密のアップルパイ (光文社文庫)

 

 個人でウェブサイトを運営していた人に滅茶苦茶刺さる内容です。
キリ番」「個人サイトの掲示板」「サーチエンジン」などの単語が出てきた時に「ひぎゃー!」となります。人によっては黒歴史がぶり返すというか。

そしてタイトルにもある「アップルパイ」がもう食べたくて仕方ない。自分だったらアイスを乗せて、熱々の状態で食べるかなーと思っています。
生地の問題で3日しかもたないとか、ほかほかと切り口から湯気をたてているとか、それ、絶対美味しいやつじゃん……。

このアップルパイを再現した「エ・ピュ・ドルチェ」と言うお店があるのですが、2014年3月に閉店してしまったようなので、食べることが叶わなくなってしまったのが残念です。近々北海道に行くかもしれない予定があったので……無念。

yazakiarimi.cocolog-nifty.com

余談ですが、この巻を読んだ後に無性に懐かしい気持ちに駆られて個人サイトを再び立ち上げました。たま〜〜〜に拍手で感想頂けたりするとやっぱり嬉しいものですね。

 

再びのぶたぶた  

再びのぶたぶた (光文社文庫)

再びのぶたぶた (光文社文庫)

 

見上げるぶたぶたがとにかく可愛い!
本の中身はと言うと、今までのシリーズで出会った人(やその人の関係者)とぶたぶたが再び出会う短編中です。

実はこの本を読んだ時には前のシリーズを読んでいなかったので、どの回の登場人物も知らなかったのですが、そこはぶたぶたシリーズ。初めて読んでも楽しめるようになっております。

個人的に表紙も相まって、「桜色七日」の回でボロ泣きしました。この後「ぶたぶたの食卓」を読んでまたボロ泣きしたりも。

 

キッチンぶたぶた

キッチンぶたぶた (光文社文庫)

キッチンぶたぶた (光文社文庫)

 

表紙可愛すぎません?この絵を見てから最初の短編を読むと、「はあー!あんな感じてぶたぶたさん調理しているの?!愛しすぎません?!」と荒れ出します。

実はこの巻に出会う数ヶ月前に、腹腔鏡手術をして1〜2日ほど入院していた頃がありまして、「病院食って体のためとはいえ、確かに味気ないよね」と入院したぐらいの類似点しかないものの、謎の親近感を抱いております。

 

ドクターぶたぶた 

ドクターぶたぶた (光文社文庫)

ドクターぶたぶた (光文社文庫)

 

「窓際の人形劇」の回で登場している先生が「山崎先生は、内視鏡と腹腔鏡手術専門なんですよ」と言ったところで、自分が腹腔鏡手術をした時、麻酔で眠る前にぶたぶたさんの顔を見ながら眠れたら!術後に経過観察でぶたぶたさんが見舞いに来てくれたら!と若干作中の人物が羨ましくなったりしました。

それとタブレットを使いこなすぶたぶたさんが出てきます。可愛い上に最先端だと……。

  

おまけ(個人的な余談です)

祝い絵を描くまでの経緯

そもそもの発端は2017年12月10日に発売した「ぶたぶたラジオ」の帯で、ぶたぶたシリーズが20周年を迎えるのを知りまして、

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その時に「20周年記念、祝いたい!ぬいぐるみ作ったりケーキ作ったりは……出来ない!絵を描こう……!!」と思いつつも、なかなか取り掛かれずにいたところ、
6月19日に作者である矢崎存美先生の過去ツイートがリツイートで回ってきました。

あーーー!!誕生日を迎えている!間に合わせたかった…!とショックを受けているうちに6月28日の20周年記念サイトが公開され、このままでは21周年を迎えてしまう……!と焦りながら取り掛かりました。

 

ぶたぶたの思い出

2014年、通勤の合間に小説を読んでいた頃に、記録で付けていたカーリル読書メーターのどちらかでたまたま発見し、読書メーターで「可愛い」「癒やされた」などの感想に溢れていて「とりあえず図書館で借りて読んでみよっかな」思ったのがきっかけだったと思います。

twitterで一番は初めにぶたぶたさんについて呟いたのがコレ。何年も前を振り返れるの便利ですね。

 

 

新刊「森のシェフぶたぶた」はリーフレットも欲しいのでまだ買えていないのですが、なるべく今週中には買いたいな。

通勤途中や休みにのんびり読めるので!気になった方はぜひ!読んでみてください〜。